洗面所の水つまりについて

洗面台の流れがどうも悪い。水を流しても排水溝に水が吸い込まれるまで非常に長い時間がかかる。こうした症状が出てきた場合、まず疑わしいのは「水つまり」です。洗面台の下に広がる排水管の何処かで水がうまく流れずに、水が行き場をなくしてしまっていると考えるべきでしょう。
暫く水を見ていると、「水が少しずつ流れる」「水がいつまで経っても流れない」のどちらかになるかと思います。「少しずつ流れる」パターンであれば、排水部を清掃するだけで問題は解決することが多いので対処方法が比較的簡単です。問題は「水がいつまでも流れない」場合です。この場合は清掃・洗浄だけでなく、トラップそのものを確認する必要があります。

※通常、排水の下には「S字/U字トラップ」と呼ばれる一見すると不自然な曲がりをした管があります。これは下水から匂いが上ってこないように「敢えて」こういう形にされているものであり、この部分には通常水(防臭用水)が溜まっています。つまりの多くはこのトラップの水面、または底面に髪の毛や髭、歯磨き粉の塊などが溜まり、水の流れを停滞させているケースです。

「水が少しずつ流れる」場合は市販の洗浄剤で試してみよう!

流れは悪いけど、ゆっくりゆっくり水は流れていく場合は市販のパイプ洗浄剤でも十分修理は可能です。

台所つまり

この場合のつまりの原因は「髪の毛」「髭」「歯磨き粉」といった小さな小さなゴミです。これらが蓄積していき、狭いトラップ管の中に溜まり、水の流れを妨げています。こんな場合には市販の洗浄剤でしっかりゴミを溶かしてしまいましょう。洗浄剤を排水溝に流して20分程度時間を置けば、あっという間に髪の毛や髭などの小さなゴミは溶けてしまい、しっかりと水が流れるようになってくれます。

※よくある失敗例が「キャップ1杯程度の洗浄剤しか流さない」というケースです。洗剤のような量を流しても、長年の蓄積から来るゴミは中々溶けてくれません。
むしろ、その程度の量ではトラップ中に洗浄剤がしっかり行き渡りません。ですので、洗浄剤は少なくとも1/3程度は流して様子を見るようにして下さい。殆どの場合において、「流す量が少なすぎる」という事によってつまり除去に失敗しているご家庭が多いようです。

洗浄剤でも効果が見られない場合⇒トラップ交換

洗浄剤でも効果が見られない場合に考えられるのは「既に汚れが固形化してしまっている」という事です。この場合はトラップ管とほぼ一体化してしまっているような状態ですので、トラップ管を取り外し、新しいトラップ管を装着する事が最も早く適切な修理方法です。この作業は、ご自分で行うことも可能ですが、トラップ自体のサイズの問題がどうしてもありますので、個人で交換するよりも専門家に任せたほうが安全且つ確実でしょう。

※トラップ交換の際には「トラップ本体」とトラップと配管の連結部に挟み込む「パッキン」も必要になります。ご自分で作業をされる方は忘れがちな部品ですので、事前にしっかりとご確認ください。

排水トラップの基本的な構造について

排水トラップの基本的な構造を解説します。

排水トラップ

基本的な構造はどのトラップでも同じですが、やはりメーカーによっては細かい部品の名称やサイズ、締め方など若干の違いがある場合もありますので必ず事前に直接ご確認する事をお勧めします。ただし、配管の原理に関しては作業前には知っておくべき内容です。とても構造としてはシンプルです。たった三つの部品の集合体であると考えて下さい。

①配管パイプ(水の排水経路確保)
②パッキン(密封目的)
③ナット(連結部の締め目的)

上記の3つの名称と役割は覚えておくと良いでしょう。


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